荻窪 『五稜郭』
2016年 07月 25日
店内はL字のカウンター席のみで7~8席くらいでしょうか。割とこじんまりした感じです。テーブルの上に置かれたメニューに目をやると、シンプルにラーメンは1種類でのみでトッピングメニューが少しあり、あとはご飯もので「いかめし」とドリンクのみです。壁には夏季限定の冷やしラーメンもありました。初めてなので、一番定番だと思われる「ラーメン(750円)」を注文。最近では珍しく、チケット制ではなく、口頭で注文して食後に支払いをするスタイルです。
程なくして運ばれてきたラーメンは、とっても美しい見た目。すっきり透明感のあるスープに綺麗に盛り付けられた麺、色白なチャーシューにメンマ、それに特徴的なのが「麸(ふ)」が載っているところ。これは函館ではよく使われる棒麸とのこと。
まずはスープから。見た目通り透明感のある味わいで、あっさりしているんだけど、決して物足りなさはなく、優しい出汁の風味がしっかり感じられます。
麺は中細のストレート。これは函館の製麺所の麺だそう。つるりとのど越しがよく、適度にスープを吸っているので、ズルズルっとすすると、スープのいい香りがフワッと鼻の中に入ってきます。
チャーシューはやや小ぶりなのが2枚。脂身が少ない豚のチャーシューで、いい意味で主張しすぎず、スープ・麺とのバランスがいいですね。
お麸も食べると中からジュワッとスープが溢れてきて旨い!これは面白いアイデアですね。全体としてバランスのとれた完成度の高い一杯でした。なんというか、ガツンと主張するラーメンも美味しいですが、ここのは、麺・スープ・具材それぞれは控えめなんですが、まさに三位一体という感じで、それぞれが一緒になることによって、旨さがさらに高まる感じのラーメンでした。
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