今日の夕食は地元阿佐ヶ谷にて。以前「互閃」という和食屋さんがあった跡地に今年の初め頃にオープンした和食屋さん「つむぎや」に初訪問です。平日の18時頃に伺ったところ先客は年配の紳士が2名。店内は白木のカウンター席のみで10席くらいでしょうか。
席に腰かけまずはビール。ビールは基本瓶になりまして、サッポロ赤星の中瓶やハートランドの小瓶などもありますが、今日は「東京ブロンド」があったのでそれを注文。華やかでフルーティな香りだけど、しっかり苦みもあります。
料理はしっかり目なコースが4000円、軽めなコースが2500円で、アラカルトメニューもあります。今日は初めてなので軽めの「五品のコース」を頼みます。まずは「灯台つぶ貝」灯台の形に似ているこの貝は初夏にしか食べられない希少な一品。下処理がきちんとしているのでしょう。苦みや雑味もなく旨みのみが残っています。
「そば豆腐の揚げ出し」
フワッフワに柔らかく、出汁の風味と塩味も効いて酒に合いますねぇ
ここでお酒を切り替えます。日本酒にしようかと思ったのですが、お酒のメニューを見ると日本のワインが結構あったので白ワインを注文します。山梨のくらむぼんワインの「ソルルケト甲州(700円)」。ソルルケトとはラテン語で太陽が輝くという意味らしいです。柑橘の香りがする辛口のワインでした。
「茄子の揚げ浸しと合鴨のたたき」
合鴨のたたきはレアでしっとり柔らか。適度な弾力と塩味でワインがすすむ味。茄子もお出汁がジュワっとあふれ出てきて美味しい。
お造りは「イサキの炙り・釣りアジ・タコ」です。イサキは皮目を炙っているので香ばしく、身の甘みが際立ちます。きれいに切られた釣りアジはとろりと柔らかく旨みがしっかり。タコはタコではないような柔らかさで、噛めば噛むほど甘みと旨みが出てきます。
次のお酒も白ワイン。これも山梨から僕の好きなグレイスワインから「グリド甲州(750円)」。爽やかな口当たりながらしっかりした旨み、程よい酸味のバランスのとれた白ワインです。
「海老とムール貝のワンタン」
冷製でさっぱり。餡がぎゅっと詰まったワンタンに豆乳ベースの汁が滋味深い味です。
「トウモロコシのかき揚げ」
荒く下した大根を出汁に混ぜ、少しつゆを付け、かぶりつくとサクッといい音!そしてトウモロコシの甘さがきます。出汁とコーンも相性いいです。
最後の一品はちょっと名前があやふやですが、「白身魚とトマトの煮おろし」
一見お茶漬けのように見えますが、それはたっぷりの鬼おろし。これも冷製で、シャクシャクした鬼おろしにさっぱりのトマト、白身の旨みも加わって美味しい!
このお店は今日が初めてでしたが、とっても良かったです。若いご主人が一人でやられているのですが、適度に話しかけてくれたりして、退屈もしませんし、ひと手間加えられた料理も美味しくていいお店でした。また来ようと思います。
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