南阿佐ヶ谷 『蕎 ふるやま』
2013年 08月 02日
店内は、照明落とし目、ジャズが流れて、いわゆるお蕎麦屋さんのような内装ではなくて、ちょっと洒落た雰囲気です。一人だったので、一枚板を使ったカウンターに腰掛けます。
まずは「銀河高原ビール(520円)」。フルーティで飲みやすく、ごくごくいけちゃいます。
食べ物は、まず軽めなものから「おつまみ3品セット(690円)」
これは、鴨ロース・そば味噌・乾海苔というお酒に合うフードがちょっとずつ楽しめるので、飲んべのおひとり様には鉄板メニューです。
これはビールというより日本酒に合うので、ビールを飲み干しさっそく日本酒を。長野のお酒「天堕(てんおつ@690円)」
どれも日本酒によく合いますが、特にこの「そば味噌」が酒を進めさせますねー。蕎麦の実のちょっとサクッとした歯ごたえが心地いいです。
続いて「小エビのかき揚げ(690円)」
しばらくして運ばれてきたそれは、立ち食いそば屋のかき揚げのような 衣メインの丸っこいものを想像していたら、衣薄めで小エビというには立派すぎるエビの輪郭がしっかり。噛むとザクっと心地よい音がします。これは塩でさっぱりといただきます。
ここで、2杯目の日本酒 愛媛のお酒「寿喜心(すきごころ@770円)」
次のお酒のお供は「らっきょう漬け(2種@530円)」
塩は、酸味は控えめで、シャキシャキの歯応えと塩っけがしっかり。一方、醤油は見た目とおり香り深い甘じょっぱいコクがあり、どちらも単体だと味が強めですが、日本酒と合わせるとちょうどいい感じに。
締めのお蕎麦は、通常なら「せいろ」にするところですが、今日は少々天の邪鬼な気分。メニューを見てちょっと気になっていた「きざみ(880円)」を注文。
これは油揚げとネギがのった暖かい蕎麦。シンプルながらも刻んだ揚げがたっぷりで美味しそうな見た目ですね。
暖かい蕎麦なので、運ばれてきた瞬間からいい香りがしていたお出汁からいただきます。透明に近い関西風なお出汁は香りが豊潤で上品な味。
蕎麦は、コシを残しつつモチモチの食感。出汁の旨みをしっかり吸った揚げもこれまた旨し。
やっぱり昼酒は蕎麦屋に限りますねー。ちょこちょこつまめるものが色々ありますし、締めの麺類もラーメンだと罪悪感が残りますが、蕎麦だとヘルシーっぽくて、精神衛生上もいいですしね。
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