今日も阿佐ヶ谷で夕食ですが、久しぶりにそばを食べに行きます。阿佐ヶ谷にはいいお蕎麦屋さんが色々ありますが、今日やって来たのは「柿ざわ」。阿佐ヶ谷のお蕎麦屋さんでは比較的新しく、2013年にオープンしたお店です。
店内に入るとテーブル席とカウンター席で、ゆったりした造り。座席数がそんなに多くないのは、一人で調理するということを考えてでしょうか。テーブル席に案内され、僕は「生ビール(エビス@600円)」、奥さんは「梅酒のソーダ割(600円)」で乾杯🍻
お通しは「生サクラエビ」。鮮度がよくて、風味と旨みがしっかりです。
蕎麦を食べる前にまずは蕎麦前を楽しみます。まずは6種類ほどある小鉢から。一品400円ですが、3品だと1050円になり、ちょっとお得です。この日は①キノコのみぞれ酢和え、②石川芋のカラスミ和え、③豆腐の味噌漬けと酒盗、④梨の白和え、⑤モロヘイヤと蟹のお浸し、⑥丸ナスの焼き浸しというラインナップ。この中から、②、④、⑥をチョイス。
石川芋は、周りがカラスミに覆われていいビジュアル。塩っ気が効いてホクホクです。
梨の白和えは、ちょっと意外で気になって食べたくなってしまったメニュー。クリームチーズ仕立て白和えです。梨の甘さとクリームチーズの塩っけがいいバランスです。
丸ナスの煮浸しは、トロトロの食感で、ほろ苦さとお出汁の味がとってもいい。
2品目は「新秋刀魚と茄子のつけ焼き(950円)」
さんまを食べると秋を感じますね。甘辛いタレが秋刀魚の身によく馴染んでナスもホクホクです。
ここでお酒を日本酒に。「菊泉樽酒(600円)」
最近のスッと飲みやすい日本酒と違って、昔ながらの日本酒って感じ。飲み応えあります。
3品目は「椎茸の海老真丈詰め(900円)」
椎茸のしっかりした旨味を、さっぱりだけどこちらもしっかりした旨味の海老の身が受け止めています。衣の加減もサクッといい感じ。
4品目はもう一品天ぷらから「生落花生の天ぷら(700円)」
落花生が生だから想像した以上に柔らかくてホクホク。皮の苦みがあっていい。大人な味の天ぷらです。
最後はもちろん蕎麦で締めます。二人とも「せいろ(750円)」にしようと思ったのですが、もう少し天ぷらを食べたい感じだったので、一つはセイロにして、一つは隣の方が食べていておいしそうだった、「マイタケ天せいろ」にします。しばらく待って運ばれてきたマイタケ天せいろは揚げ具合がよくて、サクッといい音。マイタケの旨味もジュワっと溢れます。せいろは色白で細くて繊細な見た目ですが、しっかりしたコシもあり美味しい蕎麦です。
久しぶりに来ましたが、お蕎麦も一品料理も美味しくて、いいお店です。駅からも近いので、来やすいのもポイント高いですね。